感情的に怒ってはいけないけど、伝わることもある

先日、やる気のない息子にどうしても怒りが抑えられなくなり、どっかんと怒りました。
叱るじゃなくて怒った。感情的に。

 

「お母さんは習い事続けたくても、続けさせてもらえんかったとよ!!!!
ピアノずっと続けたかったけど、ある日いきなりピアノを売られたとよ!!!!(方言丸出しですみませんw)
続けさせてもらえるだけでもありがたいと思って真剣にやれ!!!!」
このバカ!!とか言ったかもしれない。

 

私の父は、私が小学校6年生のときに不動産会社を潰してしまい、裕福な暮らしから一転、借金取りに追われる生活に転落しました。

 

ある日家に帰ると、ピアノがなくなってた。
売ったらしい。

私の通帳からコツコツ貯めた10万円弱も消えていた。

親もそこまで追い詰められてたんでしょう。1ミリもそのことを責める気にはならなかった。

 

お金がないってそういうこと。

どうすることもできない。
子供にもやりたいことをやらせてあげられない。
習い事も続けさせることができない。

 

だから、なに不自由なく、なんの心配もなく、幼稚園からずっとピアノを続けられてることに感謝してほしい。

ピアノだけでなく、剣道や習字も通わせてもらってることに感謝してほしい。

 

親のエゴ?
そうかもしれない。

 

子供の意志に任せればいいのかもしれない。

 

でも、恵まれた状況にいるってことは知っておかなきゃいけないと思う。

 

その上で、辞めたきゃ辞めればいい。
誰も強制なんかしない。

 

でもやるならちゃんと頑張れ。

 

お金を稼いで子供にじゅうぶんな教育費を使いたい。
そう思って頑張ってきたけど、稼ぐなら・子供にお金をかけるなら、お金の大切さや自分が置かれてる状況のありがたさを、しっかりと教えないといけないと思った。

 

こんな感情的な説教をしたあと、パソコンの前でぐったりとしながらぼんやり息子はどうするかな?と考えてたら
息子がピアノを弾きはじめました。

最近練習を始めた「シェルプールの雨傘」

まだ練習し始めたばかりなので、拙い演奏だったけど、その優しい音色が息子の答えなんだなって思うと泣けてきました。
自分を取り巻くすべてのことに感謝して、自分がやるべきことを頑張れる人間になってほしい。

 

 

 

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