LP制作の前に

LP制作にあたってクライアントにヒアリングすべきこと

ネットでビジネスをするうえで、ランディングページ(LP)は費用対効果が高いツールだということは、今まで記事の中でお伝えしてきました。
でもいくら費用対効果が高いと言っても、漠然と作っていたのでは効果の高いものにはなりません。

 

そこで、効果の高いLPを作るために、そして思っていたものと違っていた・思ったよりも制作料が高くなってしまったなどという後々のトラブル防止のために制作側はクライアントさんにヒアリングを行います。
そのヒアリングで絶対に聞いておかないといけないことをまとめてみました。

クライアント側も、以下のことをきちんと制作スタッフに伝えて、納得のいく制作工程と思い描いているイメージ通りの利益の出るLPをつくってもらいましょう。

 

納期

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結構なるはや案件は多いですが、言うまでもなく、しっかりと作りこむためにはある程度の期間が必要です。
「3日でお願いします!」というクライアントには、オリジナリティの高いものではなく
ある程度テンプレートに沿ったものを提案しましょう。
(チームでやってる方達は3日で独創的なLPを作ることも可能かもしれませんが)

 

時間に全く余裕がなく、無理がある制作は、結局クライアントに迷惑をかけることになってしまいます。
納期まででできる最善のことを、クライアントと相談して一緒に考えるってことが大事です。

 

ライティングの持ち込みかライティング込みでの制作か

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ヒアリングの時点でライティング持込みと言っていたのに、持ってきたのは商品に関する簡単な箇条書きだけだった・・・なんてことになると、後々トラブルの原因になります。
キャッチコピーや流れに沿った原稿をすべて用意してもらえるのか、お客様の声などはちゃんとあるのかということを確認しましょう。
前に受けた仕事で、お客様の声やお客様の顔写真を「適当にネットから拾ってください」と言ってきたクライアントがいてビックリしましたw

 

ライティング込みならコピーライターも含めてヒアリングを行い、情報を共有しましょう。

 

商品の内容を詳しく聞く、情報を読み込む

  • 商品はどんな悩みを解決してくれるのか
  • どんな層に売りたいものなのか
  • 商品の強みはなんなのか
  • 商品の弱みはなんなのか
  • ライバル商品との違いは
  • 商品に込めた想い

 

などしっかりと聞きます。

またそれらを客観的な視点で、独自にリサーチすることも必要です。

 

レターは主にどこからのアクセスが多いのか

以前、この記事でも言いましたが

売れるLP(ランディングページ)のデザインポイント!

 

検索エンジンからのアクセスが多いのか、メルマガからのアクセスが多いのか、SNSからのアクセスが多いのかによって、デザインで注意することが変わってきます。
ちなみに、検索エンジンからなら8割がたスマホからの閲覧になるので、スマホ用に文字数を少なく、画像を多く、登録ボタンを増やすなどの工夫をしないといけません。

 

納品物の確認

 

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どのような形で納品するのかということですが、必要なファイルをクライアントがサーバーにアップしたり、その後の管理ができる場合と、クライアントのサーバーにこちらがアップしてあげる場合、また自分のサーバーにアップする場合などがあります。
それによって料金も変わるだろうし、
納品後も、修正や微調整が必要になると思うので、どんな管理をしていくのかは事前に話しておきましょう。

 

参考になるサンプルのLPがあるか

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(クライアントのイメージしているLPサンプル 複数or無し)
クライアントがザックリとイメージしているものを言葉で伝えるのって難しいし、絶対に伝わりません。
サンプルがあればクライアントも伝えやすいしデザイナーもつかみやすくなります。
具体的なサンプルが提示されなければ、このようなサイトを見せ、どんな感じにしたいのかを一緒に話し合いましょう。

サンプルはコチラを参考にしてください。

LPデザインの参考に!ランディングページまとめサイト比較!プラス私の裏ワザ

 

どんな雰囲気、イメージにしたいか(色のイメージ、使いたくない色)

 

色はそれぞれ、与える印象が異なります。

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こういったものを見せて、クライアントが思い描いているイメージと使いたい色、使いたくない色をヒアリングします。

 

使いたい色が決まったら、配色や明度、トーンや色相などをイメージにすり合わせていきます。
例えば、信頼感の中にも高級感を出したかったら緑の同系色で線はシャープに、背景のモチーフカラーは少なめに抑える とか
ターゲットが10代女性だったら明るいトーンの背景と、ハイコントラストの色を入れてスッキリとかわいい印象を出す とか

 

具体的なターゲット、コンセプト

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売れるためのLPを作成するにあたって一番大事なのは、そのLPを見てほしいターゲットを絞り込むことです。
具体的にターゲット層の年代、性別、職業、趣味、嗜好などを細かく分類し、イメージを想定します。
上でクライアントの使いたい色を決めてもらいましたが、クライアントが使いたい色とターゲットに刺さる色や配色は違います。

 

コンセプトメイキングにおいて、ターゲット層に訴求するものでなければ意味がありません。

ターゲットの目に留まるデザインを作るためにも、ターゲットの絞り込みをしっかりと行いましょう。

 

使いたい写真素材があるか(本人や実績者、商品、エビデンス、証拠画像、等、可能な限り高画質)

商品の写真はもちろんですが、お客様の声に使う画像やどれだけ売れているかの証拠写真など、写真の素材は多いほど信頼の高いLPになります。
画質が低いよりも高画質で鮮明なもののほうが信頼感が増すということを伝えましょう。
たまにパンフレットをスキャンしてくださいと言われることがありますが、画質が悪いとどんなにいいデザインのLPでも、古臭く見えてしまいます。
写真がないなら撮ってもらうように頼みましょう。

 

購入ボタンを押した先の、商品購入ページのURL

購入ボタンを押したらどこのページに飛ぶのかもきちんとチェックしておきましょう。

リンク先のurlがちゃんと機能してるのか、ちゃんと購入できるのかを確認します。

 

クライアントの連絡先、請求先、請求書の送付方法等(PDFで良いか郵送か)

事務的なことですが、大事なことです。
クライアントと連絡が取れなくなったり、メールで送った請求書をクライアントの環境で見れなかったりと、小さなトラブルを避けるために、最初に連絡先や契約書・請求書の送付方法を確認しましょう。

制作料は前払いか後払いか

制作料に関しては、制作側で取り決めがあると思いますが、クライアントとの契約によっては、成果払いだったり後払いだったり先に半額を入金してもらって、納品時に残金を支払ってもらうというように、合わせる必要が出てきます。

制作料の支払いでトラブルが起きると、いい関係を持続できなくなるので、制作の前にきちんと確認しておきましょう。

 

以上の項目は、ヒアリングで時間をかけて確認しなければいけません。

 

 

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